今日は、初めての朝清掃の当番。寝坊して6時の開始時間に間に合わないと、罰が付くので、昨夜は11時に就寝した。洗顔し、身支度をして掃除を始める。普段は2人の寮生が行うが、帰省したまま帰寮していない寮生が20人ほどいるので、朝清掃の当番は当面1人でやらなくてはならない。

5階のトイレからスタート。床をワイパーで拭き、洗面台をきれいにする。2つずつある大便器と小便器を、中性洗剤を使い、ブラシでこする。4階、3階と同じ作業を1フロア10分ほどかけて行う。2階の共用部分には、静養室用のトイレと女子用、浴室隣にもトイレがある。1階のトイレも忘れてはならない。

次に5階から、各フロアのダストステーションにたまっているごみを回収していく。燃えるゴミ、缶、ペットボトルと分別してある。それぞれをまとめて下りていく。最後に、食堂の生ごみなどを回収し、玄関外にある集積場に持って行く。今日は、燃えるごみの回収日なので、まとめて集積場前のごみ置き場に出した。

7時15分に終わったので、委員会の班長Tさんの部屋に行く。朝清掃がきちんと行われたかをチェックする「見回り」役の人だ。2人で5階に行き、トイレとダストステーションから順に点検を受け、集積場やごみ置き場を見て回る。Tさんから、合格が認められホッとする。1人でやるのは大変だなと思った。

ようやく朝ご飯。1階の食堂には、すでに3人の先輩寮生がテーブルについて食事を始めている。新型コロナウイルスの感染防止対策のため、テーブルはテレビに向かっているスクール形式。1つのテーブルに１人が着席するスタイルだ。厨房のカウンターに名札を持参し、管理人兼調理人の小宮さんに「おはようございます。朝ご飯をいただきます」と元気にあいさつする。

コロナ禍の前は、朝ご飯はバイキング方式で寮生が自ら、ご飯やみそ汁をよそい、サラダバーワゴンから好みの総菜を皿に盛っていた。今は、小宮さんがワンプレートに盛ってくれて、厚手のビニール越しに手渡してくれる。

ゆで卵をまぶしたサラダにきんぴらごぼう、チャーシューにソースをかけ、玉子豆腐、野菜サラダにご飯とみそ汁。ご飯やみそ汁、おかずもお代わりができる。食後のコーヒーも飲める。一仕事終えた後だけに、とってもおいしく、満足した。

オンライン授業の1限目。記号論理学。1コマ105分だ。質問したい項目がある場合、ZOOMの挙手機能を使って、質問できる。

2限はフランス語。先生から当てられたら、答える。各科目で、その日の課題が与えられる。毎週末までに、その週の課題を提出しなければならない。ためると大変なので、休憩時間の間に、できるだけ片付けようと思う。

昼休みは50分しかない。昼ご飯は、自分で用意する。週1～2回、「まいばすけっと」でパック入りのご飯 (5個入り) と、サバの缶詰やイワシ風味の缶詰、野菜ジュースを買いに行く。ご飯をレンジで温めて、食堂でいただく。慣れると、そんな食生活も苦にならない。3限はないが、4限の微分積分の予習をする。

4限「微分積分」と5限の「社会環境論」を受講する。

【オンライン授業について】

いいところは、通学時間が省けること。まだ1度も通学していないけど、手間が省けるし心の余裕ができる。チャットで質問ができるので、対面授業に比べて質問しやすい。時間があれば、オンラインで先生が答えてくれる。

デメリットは、集中力が途切れやすいこと。授業以外のことでも、いつでもできる。対面と違い、授業の前後に同級生と話すことができないので寂しい。課題も結構きつい。週末の提出期限までに出さないといけないので、ためないようにしているが…。

サークル活動も、週1回オンラインでやっているが、みんなでワイワイやる感じではないため、雰囲気がつかみにくい。吹奏楽サークルも、みんなの練習風景を見ることができないため、なじみにくい。

食堂に行き、晩ご飯を食べる。メニューは、とんかつとクリームコロッケ。シューマイの小皿が付く。キャベツの付け合わせに、味噌汁とご飯。とんかつがとても柔らかくて、ジューシーだ。小宮さんが、何か所かの肉店を味見して、吟味した豚カツだという。とってもおいしい。なんと素晴らしい寮なのだろう。

食後、2階の洗濯室に行き、下着やシャツを洗濯する。洗濯機が7台に乾燥機5台が設置され、いつでも空いているときに使用できる。洗濯は初めての経験だったが、きついとは思わない。相部屋の先輩はじめ、寮生の人たちは分からないことは何でも教えてくれる。優しくて、とてもいい人ばかりだ。

2階のお風呂場に行って、入浴。大学院生のIさんと1年上のAさんと一緒になる。カランが7つあり、浴槽も大きくて広い。まるで温泉に行ったようだ。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、1度に3人以上は入らないようになっている。1日の疲れが、吹き飛んだ。