同盟学寮OB 千葉 拓海さんの学寮生活とは

2015年に入寮し、東京での生活も6年目に突入しました。大都会東京という街で不安がありましたが、同盟学寮に入寮しとても優しい先輩方、気心許せる同期の友 人たち、そして頼りになる寮長と、たくさんの人に恵まれ、東京での生活にもすぐに 慣れていきました。そんな私の学寮での思い出を少しお話しします。

1年目。一番思い出に残ったことと言えば、やはりクリパです。同期の一人とコンビを組み、やった漫才。練習のたびに先輩方にダメだしされ、なかなかネタも出来上がらず悩む日々でした。しかし、本番では何とか形にしてネタを披露することが出来ました。この時クリパを一緒に乗り越えた仲間たちとは、現在も親しくしています。

2年目。委員会に入り、文化という役職に就きました。文化は各イベントの運営をする役職なのですが、ここでもクリパの苦労を思い出します。新寮生たちの漫才、コントなどのネタを見るのですが、先輩の立場で後輩に助言するときの言い方や、ネタ を後輩の数だけ模索するという1年目以上の苦労がありました。しかし振り返ると、これもいい思い出です。

3年目。委員長になりました。寮での様々な問題もあり、大変でした。先輩方の思惑、後輩たちの言い分などが入り混じる中で中性的な結論を出すことはとても難しいことでした。ただ、さまざまな人の考え方を聞くことで自身の見聞が広がったと思い ます。

4年目。一番の年長者になり自由度が増しました。しかし当然、責任も付いてきます。そう思うと自由の塩梅 (あんばい) は非常に難しいということを実感した1年で した。

千葉 拓海さんと親方
千葉 拓海さんと親方

そんな私ですが、現在、板前の勉強をしています。紅池というお寿司屋さんです。このお店は代々、寮生がアルバイトをしています。私もその一人で、いつしか和食に興味を持つようになりました。そして卒寮と同時にそのお店で板前の勉強をさせてもらえることになりました。今は親方の元、仕込みなどの基礎的なことを教わったり、自分の賄いの寿司を握ったりしています。お客様に自分の握った寿司を出すことはまだまだ先になると思いますが、将来、自分のお店を開くために充実した毎日を送っています。
寮生活を通して、さまざまな出会いがあり、さまざまな学びがありました。学寮に入れたことに感謝し、今後も日々精進していこうと思います。