創立83周年記念会を開催

同盟育成会は創立83周年記念会を10月15日、東京都千代田区内幸町の日本プレスセンタービルで開きました。同盟学寮の寮生のほか、財団の評議員、理事・監事、学寮のOBら約110人が参加し、交流を深めています。

 

記念会に先立って、元日本銀行理事でオフィス金融経済イニシアティブ代表の山本謙三さんが「人口移動と人口減少のファクトファインディング~好奇心、探求心を育むこと」の演題で、講演しました。この中で、特に寮生に向け「学生時代は好奇心と探求心を育み、根気を養うことが大事だ」と強調。具体的には「書きたいテーマを決めて、1000字ぐらいにまとめる」作業を続ければ「考えて主張することの意味が分かってくるだろう」と呼びかけました。また、少子高齢化が進む中で、日本の1人当たり実質GDP(国内総生産)成長率を維持するには、①70歳代半ばまで働くこと、②労働生産性を大幅に向上させること、が必要だと主張しました。

 

記念式典ではまず、福山正喜理事長が挨拶に立ち、同盟育成会の歴史に言及した上で、学寮運営の意義を説明。続いて白山寮の趙望副委員長が、寮には多種多様な仲間がいて、彼らと学寮生活を楽しみたいとの考えを伝えました。市谷寮の平良佳廉委員長は「同盟学寮がなければ進学できなかった」と語り、育成会への謝意を表明しています。さらに市谷寮の齋藤美保子寮長、白山寮の宮城孝治寮長が挨拶し、懇親会に移りました。