同盟学寮には2021年春も新しい寮生たちが入ってきた。市谷寮(女子寮)や白山寮(男子寮)では、対面式や歓迎会が開かれた。
このうち、市谷寮では4月11日、新寮生と先輩寮生が顔を合わせる恒例行事「対面式」が開かれた。新型コロナウイルス禍で迎えた2度目の春、白山寮(男子寮)との合同実施を見送り、来賓の参列も見合わせるなど規模を縮小し、感染対策を講じて2年ぶりの開催になった。
スーツに身を包んだ新寮生9人はひとりひとり人前に立ちアクリル板越しに自己紹介するとともに、寮生活や学生生活への期待や抱負を述べた。お国言葉で笑いを誘う場面もあり、和やかな雰囲気に終始した。
対面式に引き続き行われたオリエンテーションでは、新寮生は一転緊張の面持ちで学寮委員会が説明する共同生活のルールに聴き入っていた。
白山寮の新人歓迎会は、4月18日に開かれた。2年生の司会が軽妙で、寮に関するクイズやビンゴで時間を忘れた。クイズ大会は、寮生を6つの班に分けて競った。「小石川植物園と六義園はどちらが広いでしょう」といった寮の近隣に関する問題は、ちんぷんかんぶん。
「同盟学寮の創設者は?」の質問に、5班が正答し、宮城寮長も「ほっとした」とか。
新寮生の紹介は、相部屋の先輩が行った。記念撮影の時、「一瞬、マスクとろうよ」と呼びかけ、笑顔でカメラに収まった。