同盟育成会は4月8日、新型コロナウイルス対策で、政府による緊急事態宣言を受け、都内にある男子、女子の2寮の一時閉鎖を含む対処方針を決めた。コロナ対策では2月、3月に続く第3弾。急速な感染者の拡大に伴い、寮生の安心・安全の確保を最優先する必要があるとの判断から一時的に閉鎖することとした。今月15日を目途に実施する。
緊急事態宣言による感染者蔓延の危機的状況の中で、仮に寮内でコロナウイルス感染者が出た場合、濃厚接触者が多く出て「クラスター」と呼ばれる集団感染に及ぶ恐れがあると判断。閉鎖を決めた。
同盟育成会は、今年で創立80周年を迎える。この間、第二次大戦中も1日も寮が閉鎖されたことは無く、今回は苦渋の対応となった。
閉鎖は当面、政府の宣言の期間である5月6日まで。期間の延長があれば、それに応じて閉鎖期間も延長し、大学の授業開始時期も考慮に入れて継続する方針だ。