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歳末夜警に白山寮生9人が参加  寒空に「火の用心」の声響く

 同盟学寮白山寮が所属する文京区の原町町会は、2017年12月25日(月)から29日(金)までの5日間、夜9時から町内の歳末夜警と火の用心を実施した。真冬の寒風が吹き抜ける中、白山寮から毎晩、寮生1-2人が参加した。

 町内の白山地区と千石地区の2組に分かれ、拍子木を打ちながら「火の用心」と書かれた提灯を片手に「火の用心」の声を夜空に響かせる。歳末の犯罪防止と、火の元に十分注意するよう喚起した。町内を1時間ほどかけて巡回した後、横山町会長宅前の詰所に戻った。

 

 夜警を終えた寮生たちは、詰所に用意された熱々のおでんをいただき、冷え切った体を温めた。参加した延べ9人の寮生の中には、今年初めて経験した新人寮生もいれば、毎年参加している上級生の姿も。

初参加の新人寮生は「地元ではこのような火の用心がないので、新鮮な体験だった」と口をそろえる。そして「地域の方々の温かさに触れ合うことができた」と満足げに話した。

 白山での生活が長い上級生も「町内に、こんなところがあったなんて知らなかった」と、夜警して回ったことで初めて見えた街の姿に驚いていた。

 参加したそれぞれの寮生にとって普段の大学生活では味わえない、貴重な体験となったようだ。